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2003年(Russia)

監督 アンドレイ・ズビャギンツェフ
脚本 ウラジーミル・モイセエンコ、アレクサンドル・ノヴォトツキー
音楽 アンドレイ・デルガチョフ
キャスト イワン・ドブロヌラヴォフ、ウラジーミル・ガーリン、コンスタンチン・ラヴロネンコ、ナタリヤ・ヴドヴィナ

Director Andrey Zvyagintsev
Screenplay Vladimir Moiseenko and Alexander Novototsky
Music Andrei Dergatchev
Cinematography Mikhail Kritchman
Cast Vladimir Garin, Ivan Dobronravov, Konstantin Lavronenko, Natalia Vdovina


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The Return - still

Vladimir Garin左(26日1月1987−24日6月2003)
とIvan Dobronravov.

Vladimir Garinは映画に湖にでき死した。

The Return poster

Watched on 2007/01/12

父、帰る / The Return

ひろしさんの選出作品 Hiroshi-san's selection


Warning: Plot and/or ending details might follow.
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

 

さて、第一回目の記念すべき調フィルムクラブ。
御紹介するナビゲーター役にあみだで選出されたトップバッター、ぴろしです。
集まるのがどうしてもルーズになりがちな僕らですが、
夕食を早めに食べてから・・・、なんてもくろみは、ただのゆっくり食事会のように
なってしまった。しかしながら、京王線はつつじヶ丘のspice bank という
ネパールカレーは調(超)旨かった!お薦めです。

さて映画。

2003年ヴェネチア映画祭グランプリを受賞

意外に原作の事があまり語られていないようなのですが、
菊池寛(1888年〜1948年)の戯曲が元となっています。

物語は12年ぶりに出て行ったっきりだった父が突然帰って来るところから始まります。
そして、二人の息子をつれ、旅に出るのです。

監督はそれまでCM等の映像をとっていた方で、この映画が長篇モノのデビューだそうで、ロシア映画としては40年ぶりの金獅子賞の受賞となりました。

僕がこの映画をお薦めしたかったのは、ロシアの映像がとても美しい事。
そして登場人物がほぼ3人で最後まで惹き付けてくれる役者たちの芝居の凄さ。

昨年2006年に実は舞台のお芝居を見に行ったのだけれど、
3、40分の凝縮されたホントに短いお芝居。
その菊池寛氏の中でも傑作と思われるこの原作をベースに、
また違う良さに仕上がっているのが凄いところ。

といった感じが僕が見た時の印象でしたが、
僕自身が見てからもちょっと時間が経ってしまっているので、
改めて紹介しながら見てみるのが楽しみでした。

というところで、見終わった後のみんなの感想を録音しておき、
面白い御意見を簡単にまとめてみました。

ち  どこから作り始めたんだろう?原作があるのは分かるんだけ
   ど、こんな完璧なものをどこからどうやって作り始めるのか。
   親が子供に求める愛情と、子供が親に求める愛情が違う。
   そこが面白かった。
   何故かエデンの東を彷佛させた。
   弟役の子は、まるで雨の中で10時間くらい放置されてから
   車に乗せられたみたい
   な演技をしてた。ふるえながら、怒りながら。凄い。
   この映画に出て来るトピックは日常子供と暮らしていると
   普通によくある事。
   言い聞かせても、納得していない子供。親と子供の愛情のちがい。
   父と暮らせばと映画のつくりが似ていて、どっちがどっちだか
   ちょっと分からなくなった。レストランのシーンでも、
   コーヒーが2つしか出てこなかったりして、    
   もしかして、父は存在しないのかとちょっと勘違いをした。   
   ロケ地が豊富でいいね。

え  僕は正直ちょっと苦手。途中まではよかった。
   確かにアートで認めるけど、いいっていうのも分かる。
   でも趣味じゃない。サバイバルとおやじが子供達に教えていく
   ところとか、途中まで凄くいいな〜って、感銘は受けるけど、
   おやじさんが死んじゃった時点で・・。
   疑問がないまま終わってしまうのはちょっと消化不良になって
   しまう。これが実話だったら凄いなって思う。
   あとは、その後子供達はどうなっちゃうんだろうって。
   あれでいいのかな?実話だったら凄いけどね。
   死んだ後から大衆性になっちゃう。
   いいのは分かるけど、多くを語らないってのが、
   アーティスティック過ぎるかな。
   子供は一生傷を背負うのかな〜。

あ  帰るって英語ではreturn right ?これは2つの意味があるよね。
   彼が家に帰るって意味と、還るって意味にもとれますね。
   お父さんの登場シーンでお父さんが寝ているところは
   classic paintingとか、Dead bodyのイメージを感じた。
   中世の絵画とか「死」というイメージがお父さんの寝ている
   シーンは似ていた。
   光に興味があった。ロシアの光。自然光。
   ターホフスキーというロシアの写真家のとる写真に映像が
   似ていた。
   最後の方までスリラーみたいな感じに描かれていて
   ちょっと勘違いした。

ぴ  大概僕的には、死んじゃうってのが絶対泣けちゃうから、
   それをしないで泣かして欲しいって思うところだけど、
   この映画の場合はお父さんが死んじゃうってのが
   やっぱ必要だよね。今現代って、人が死んじゃうって事が
   あまりにも軽い感じに思われがちだから。
   弟がいやいや呼んでだ「ぱぱ」ってのが、
   最後の最後、のシーンでお父さんが沈んじゃう時に初めて
   自分からパパって呼ぶのが悲しい。
   エンディングの写真が凄くずどんと僕はキちゃったんだけど、
   これはきっと撮影前にこうするってきっと決まってたんだろうね。
   写真から推測するとカメラの構図とかアングルが計画的に最初から
   考えてないと、そういう写真はとれないだろうなって。
   でも、だとしたら、凄い計画性。脱帽。
   弟のまだ子供の6センスみたいのが残ってるような
   あの感性の感じと、お兄ちゃんの弱冠左脳的な大人に
   足を突っ込んでる感じのコントラストもいいね。
   お父さんがホントは実在しているのか、していないのか、
   惑わせるようなつくりになっているのは、子供達にとってはまるで
   ゴーストのようにリアリティーがない父親という存在を
   協調するためかな。
   

み  いや〜すご〜い!素晴らしかったね〜これ。凄いね〜スゴイ!
   これ。

みっちゃんはさぞこの映画を気に入ったらしく、見た直後は興奮ぎみでしたが、
後日メールをくれました。

といった感じで様々な意見が飛び出し、大いに盛り上がった訳ですが、
そういえば最初と最後にも登場する高い塔。あれは父を象徴しているのだろうか。
得に弟にとって、高い塔という存在と、父の存在というものが
とても重なっているように思えて来ました。
弟が最後に登ってみせたかった、越えられると強がってみたかったのは、
父を知らずに育って、大きくなり過ぎた父へのイメージだったのだろうか。

最後に、残念な事にお兄ちゃん役を演じていたウラジーミル・ガーリンは
公開を待たずに亡くなったそうです。

ーひろし

 


 

This was a test of my language ability (or lack of it!). But it was a good film for such a test - simply constructed and deriving a lot of its emotional and story content from imagery. On a note about that imagery - it presented a picture of the light in Russia which was unexpected for me; quickly changing weather and a glorious, yet thin, clear light that could shift to darkness and disguise.

It reminded in parts a little of celebrated Russia director's Andrei Tarkovsky's photographs (not his films) as presented in his photo book 'Instant Light'. Here's a still from the movie:

The Return still

and here from Tarkovsky's book:

Tarkovsky polaroid

 

I'm sure it was unintentional, but from my inexperienced view of looking at Russian imagery, it was one aspect I found interesting.

- Andrew